第33話「猫だましの恩返し」の感想レビュー
10月9日(日)放送回。先にリアタイ視聴してた息子(4)に「今日どうだった?」と感想を聞いたら、「んー、なんか、ずっとおすもうしてるだけであんまりおもしろくなかった」と言われてしまった。仕方なく夜に一人で見てみたら面白かった!
面白かったんだけど、これは幼児にはわからないのかなぁ。まず、相撲中継を見ていたりして、あの力士の名前が表示される演出が大相撲中継のパロディであることを理解していないとあまり楽しめないかも。いや、そもそも相撲のルールやお約束をもある程度知っておく必要がある。
それでも、この回は必要な回だったし、意欲的な話だったと思う。強くて悪そうな敵が出てきて、強くてかっこいい技や新アイテムでかっこよく倒す、というだけの話だと、話が単調になって、一緒に見ている大人はつらい。子供も最初はいいだろうけど、どんなにかっこよく見えても単調なものは単調なので、いずれ飽きてくるだろう。大きな子ほど早く飽きるだろうから、視聴者層が狭まってしまう。そうならないように、話や戦い方にいかに色々な変化やバリエーションを持たせるか、というのが戦隊シリーズの脚本の腕の見せ所だと思うんだけど、前回の「裏の顔が増幅される」回に続いて、今回もかなりの意欲作。
・戦い方が制限される(相撲)
・主役がクローズアップされる(レオ、アム)
という制約で、レオのまっすぐな暑苦しさとか、アムの以外に直情的なところやかわいらしさにうまくスポットが当たっていた。「おすもう」の持つある種の滑稽さもあって、楽しいスラプスティックコメディ回となっていたと思う。
これがニチアサじゃなかったら、絶対これからレオとアムがくっつく伏線になるんだけどなあ! というくらいのカップルぶりでした。(そういえばジューランドでは異種族間恋愛ってどうなってるんでしょうね。)
この記事は13分50秒で書きました。