オーズ第24話 新コンボ・シャウタ登場
前回、「キレイになりたい」という優美の欲望から生み出されたヤミーの力によって、恋煩いのメロメロ状態になってしまったエイジ。今回も前回に引き続き、コミカル誇張演出満載で、ジム・キャリー『The MASK』のような楽しいスラプスティックコメディ風の回になっています。
カザリが姿を現してからもグデングデンのままのエイジを引きずっていって「変身すれば毒気が払えるかもしれん!」などといってヒナに手伝わせて無理やり変身させようとするアンク。
ヒロインに抱きかかえられて、意識不明のまま変身。歴代ライダーの中でも、ここまでだらしない変身シーンは前代未聞なのではないでしょうか。それとベルトを取り付けて、横でキリッと真顔で正面を向いているアンクがヤバい。今回はかなり本気で笑わせにかかっている回ですね!
さて特撮的な見どころは、ここで今回新しいコンボ、青のメダルのシャウタコンボ(シャチ、ウナギ、タコ)が登場したことでしょう。
戦いの中で打開策を探るアンクが、青のメダルが2枚あることに気づいて、敵から奪ってその場で使うという、メダル争奪戦という設定テーマをうまく使ったスピーディーな展開もうまく効いていました。
しかしこのコンボ、水中戦やタコ足の変形後はほぼ全部CGになってしまうので、アクション的にはちょっと寂しいですね。
あと今回もっとも特筆すべきは、伊達さんの肉体。水族館の中で上着を脱ぎ、シャツを引き裂いて優美の手当てをするんですが、そのときみ見える上半身の鍛えようが半端じゃない。これは変身せずとも相当戦える肉体ですね。
映画版では後藤君(バズーカ後藤)が初変身していたバースも、すっかり今では伊達さんのイメージになりました。我が家では、「伊達さんが殉職 OR 1億貯めてまたアフリカに行き、2代目バースを後藤君が引き継ぐ」というのが定説なんですが、二人並んだところ見ると体格差がほとんど大人と子供ですよ! 倍近い。こりゃあ同じスーツの中に入って変身するというのはちょっと無理がありますよね。じゃあ後藤君は3号ライダーかなぁ。もしくは、このままずっと不憫な助手キャラというのも悪くないですね。